鍼灸で行う骨格矯正とは

骨格矯正鍼とは大阪の新城三六先生が提唱されている方法で、なんと先生は鍼灸学校1年生の時に校内学術発表会で発表したというのだから驚きです。

 患者さんはアロマが精神的疲労回復。カイロは骨格矯正。鍼は肩凝りや腰痛、と目的別に治療を選択しているのかもしれませんが、ほとんどの事が鍼でも可能です。カイロプラクティックや多くの手技療法の治療理論は、「捻れや屈曲している筋肉・腱を調整することによって臓器も整える」ことですから、捻れや屈曲を調整できるツボがあれば同じことができるわけです。

 具体的なやり方は、新城先生の『人体惑星試論奥義書』に書かれていますので、ぜひ読んでみてください。

この時の生理学的経過は「知覚神経が脳に刺激を伝達し、脳の姿勢調節作用中枢に働き、異常を感じた脳が、神経伝達経路を使って骨格の歪みを整える。」ということで説明されます。この時使用する二つのツボの内の一つは、変動システムで最も現れることの多い心包・三焦システムに使われているツボとほぼ一緒なので、臓器との関連性も納得できます。

 鍼をすると臓器が動き出したとか、血液が巡るようになったなどの感想を言われることが多いですが、本当に正しい場所に打った鍼は3秒で効果が出てきますから、あまり目的を決めつけずにまずは体験してみることをお勧めします。

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