帝王切開予定の34週骨盤位の鍼灸治療

世の中では産院御三家というらしいですが、これは愛育、山王、聖路加の三つの病院を指すようです。御三家というくくりは、ブランドというよりも経験豊富で優秀な出産の専門家がいるということでしょう。

今回はこの中の病院で出産を予定されている34週の妊婦さんで、逆子体操や至陰のお灸もしていたが治らず、帝王切開の予定も組まれていましたが、知人から逆子ならと勧められて来院されました。

多くの産院では妊娠34~35週目で逆子の場合は、帝王切開の予定が組まれますので、通常通りの対応という感じでした。そして腹診してみると見事に骨盤位でした。

状態としては、臍の緒が巻いている事は無かったのですが、お灸も体操もだめだったという事もあり、至陰・三陰交に董氏の穴を加えて様子を見た所、最初は胎児の背骨が右側にあったのが、次第に左下になってきたので、3日後の婦人科検診を待つことにしました。

そして検診の翌日、頭位に戻っているとご報告頂きました。

関連記事