打鍼による腹部と腰の治療

打鍼は腹部の円柱形の空間を整えることによって、諸症状を治療してゆくものです。

今回は一週間前から嘔吐し、胃腸の具合が悪く、腰・足のつけ根に違和感があり、咳が出るという患者さんの症例です。このような訴えは腹部の円柱形空間を整えることによって一度に解決することができます。

触診してみると胃の中央より少し上(上脘付近)が硬く左の鼠蹊部は力がありません。

このような場合まず臍より下に打鍼をして、胃の上方を軽く何度か叩き、左の鼠蹊部を力が出るように確認しながら、胃を按腹して持ち上げます。このままだと持ち上げた胃が肺を圧迫して余計咳き込むので、分肋や分肺という按腹を用いて胸郭を広げ胃が収まる空間を作ります。

治療後状態を伺うと、全て取れているということでしたので、これで治療を終わりました。

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